2014年12月4日木曜日

香港民主化デモ 、雨傘革命? ■英国に「共同宣言は無効」と伝えていた ■逮捕者159人に ■マフィアを背後で操り香港で情報工作展開中 ■警官隊が催涙ガスで強行排除

「共同宣言は無効」と中国 香港問題で対英強硬姿勢 12/04産経

中国は英国に対して、いつもの勝手な論理をぶつけて、香港への強行姿勢を示している。
 【ロンドン=内藤泰朗】香港の「高度の自治」を明記した1984年の「中英共同宣言」について、駐英中国大使館が、「今は無効だ」との見解を英国側に伝えていたことが分かった。英下院外交委員会のオタウェイ委員長(与党・保守党)が2日の下院審議で明らかにした。
 それによると、中国の倪堅駐英公使が11月28日、同委員長に超党派の英議員代表団の香港訪問受け入れを拒否すると通告した中で、この見解を伝えた。見解では、中英両国が合意した共同宣言は、香港が中国に返還された97年までは適用されたが、今は無効だとした。
 委員長は「合意文書に記された方針について中国政府は50年間保持すると約束した。中国側は無責任だ」と非難。「合意を結んだ相手の履行状況を評価する権限がないと示すのは非常識だ」と切り捨てた。
 下院審議では、ほかの議員からも中国への批判が続出。リフキンド元外相は、国際合意の履行状況を監視し、意見を表明するのは「英政府や下院委員会の義務だ」と断言した。
 しかし、中国当局は、英国に対し「道義的責任や義務といったものはない」と切り捨て、一切、譲歩しない姿勢を示しているほか、民主的選挙を求める香港のデモ隊に対し強制排除の姿勢を一層強めている。


逮捕者159人に=香港・旺角のデモ隊 11/27JIJI

デモは頑張ったが、ついに主な主導者の逮捕や強制執行などを駆使して弾圧されてしまった。
今後の香港の自由と民主主義の行方が心配だ。

【香港時事】香港警察は26日夜、九竜地区の繁華街・旺角(モンコック)で新たに民主派デモ参加者11人を公務執行妨害などの疑いで逮捕した。地元ラジオが27日、伝えた。旺角で高等法院(高裁)の道路占拠禁止命令が強制執行された25、26両日の逮捕者は計159人となった。(2014/11/27-12:08)


香港デモ 中国はマフィアを背後で操り香港で情報工作展開中 11/08 Newsポスト

やはりデモの妨害工作に裏で香港マフィアを動かしいてる様だ。
抜粋  共産党筋によると、習近平は9月30日、国慶節(建国記念日)のレセプションで行った演説の中で、香港について、「中央政府は1国2制度と基本法を断固守り抜く」と述べたが、香港の自治を示すもう一つの肝心な言葉には言及しなかった。
 それは「香港人が香港を治める」という意味の「港人治港」という言葉だ。歴代の最高指導者は「1国2制度」と「港人治港」をペアで用いていたが、習近平政権移行後、他の指導者も港人治港には言及しておらず、極めて異例。「習近平が港人治港を意図的に無視しているとしか考えられない。つまり、習近平は『北京が香港を統治する』と考えているのだ」と同筋は指摘する。
 したがって、香港が収拾不能の状態に陥れば、習近平は「動乱」を理由に、武警を導入する可能性は否定できない。すでに、中国当局は香港マフィアを背後で操り、多数の工作員を香港に入り込ませて、情報工作を行っている。さらに、中国内では今回の香港の騒ぎと同じようなデモや暴力的事件などは日常茶飯事であり、中国指導部が本気になれば、鎮圧することなど朝飯前だろう。
 習近平は慎重にその時期を見極め、いざというときには、香港警察のなかに武警を紛れ込ませ、一気にデモ隊を強制排除するというシナリオが着々と進んでいるのだ。


怒号の学生に催涙スプレー…飛び交う悲鳴、一気に排除 10/15産経

政府もガマン出来ず、強行排除に出た事で、また激化方向に逆なでした様だ。
 怒号を上げる学生らに隊列を組んだ警官隊が詰め寄った。激しく抵抗するデモ隊。警察が催涙スプレーを噴射すると、悲鳴が飛び交った。香港警察は15日未明、香港島中心部にある行政長官弁公室(官邸)前の道路を占拠したデモ隊を強硬手段で一気に排除した。
 学生らは14日深夜に官邸前の道路の占拠を開始した。警察は約千人のデモ隊に押されていったん撤収。その間、デモ隊は道路上に鉄柵を何重にも設置し、片側2車線の道路を完全に封鎖した。

10日に対話 主導権めぐって批判の応酬 10/8産経

中国政府は、譲歩すればメンツがつぶれるし、強行すればデモは治まらないし、国際社会からの批判が増すし、さてどうするのか。
【香港=田中靖人】香港で続く大規模デモで、香港政府と学生側は8日、10日に行われる正式対話の主導権をめぐって批判の応酬を繰り広げた。1回の対話でデモ隊撤収につながる成果が直ちに出るかは不透明な情勢だ。長引くデモに、親中派は民主派へのいらだちを強めている。
 学生代表が7日夜の事前協議後の記者会見で、対話の議題に「香港の政治問題」を加えるよう求めたことに対し、複数のメディアは「学生側は協議の場では求めなかった」とする政府筋の話を伝えた。これに対し、学生側は8日、デモ隊の分断工作だと反論、対話の成果が出るまで占拠を続けると改めて宣言した。


香港デモ隊と市民衝突、政府との対話延期に 10/03

逮捕者19人のうち8人が暴力団関係者だって、表だって弾圧できない政府が裏で手配したのではないだろうね。

中国政府、強硬対応なお慎重 「天安門」再現を懸念 10/4日本経済

 さて、習金平氏はどうさばくだろうか。
香港は情報統制ができないので強行排除せずにAPECまでには何とかしたいところ。
妥協せずに沈静化できるか。
 【北京=島田学】中国政府は香港のデモ活動に対し慎重な対応姿勢を続けている。強硬な対応で国際社会の批判を招く事態を避けたい考えだ。長期化すればデモに反対する香港市民が増え、デモに参加する団体や学生側にも意見の相違が生じるとの見込みもあるようだ。11月に北京で開くアジア太平洋経済協力会議(APEC)を前に、推移を見極めるのが得策との意見が増えている。
 「武力鎮圧には断固反対だ。もっとマシな対応策を考…

香港デモ 英首相中共に基本法遵守促す


香港デモ 政府と学生グループが対話へ 衝突回避も道路占拠続く(14/10/03)

学生達は、政府との対話は受け入れるものの、期待はしていない様子でにらみ合いは続く様だ。

中国大使に緊急会談申し入れ=英 10/1JIJI

 【ロンドン時事】ロイター通信によると、クレッグ英副首相は30日、香港での民主派デモに対する中国政府の対応について「失望と警告」を表明するため、劉暁明駐英中国大使に緊急会談を申し入れたことを明らかにした。(2014/10/01-01:05)

香港大規模デモ10月1日の国慶節を迎え、さらに拡大する可能性(14/10/01)




香港デモ長期化の様相 経済に悪影響、懸念する声 10/1日本経済
【香港=粟井康夫】香港の民主派による中心部の占拠活動が長期化する兆しを見せている。30日夜も数万人規模の学生らが集まったが、香港の警察当局は強制排除を当面見送る構え。学生らは持久戦に備えた態勢も整えている。事態収拾のめどは立たないままで、香港経済への悪影響を懸念する声も強まっている。

中国主席、「一国二制度」の堅持強調 反発緩和狙う 10/1日本経済
 【北京=島田学】中国の習近平国家主席は30日、北京の人民大会堂で開いた10月1日の国慶節(建国記念日)を祝う晩さん会で演説した。香港に50年間の高度な自治を認める「一国二制度」について「この方針を変わらず堅持し、香港などの長期の繁栄と安定を守る」と強調。香港行政長官選挙を巡る香港のデモ隊と警察当局との衝突を念頭に、香港の政治に過度な介入をするつもりはないとの考えを示した。

香港政府打つ手なし 民主派「雨傘革命」 デモ参加10万人超か 1日の「国慶節」焦点 9/30MSN

 【香港=河崎真澄】香港で「真の普通選挙」を求める民主派の学生や市民による抗議デモは、3日目となる30日も幹線道路を占拠して続いた。地元紙はデモ参加者が最大で10万人を超えたと伝えた。今月1、2の両日は、香港でも中国の国慶節(建国記念日)の祝日で、参加者が増える可能性がある。解決に有効な手立てを打ち出せない香港政府は、事態収拾を急がせたい中国政府の意向との板挟みにあっている。


香港「傘の革命」 民主派の抗議活動 世界大手メディアも注目 9/30大紀元

【大紀元日本9月29日】香港民主派や学生による道路占拠のデモ活動について、CNNやBBC、ロイター、フランス通信社(AFP)、AP通信など世界のトップメディアは29日、参加者が傘を盾にして活動していることから「傘の革命(Umbrella Revolution)」と呼び、大きな見出しで報じた。

 香港の大学生らが22日、香港行政長官の選挙制度民主化を要求し、1週間の授業ボイコットを始めた。それに呼応し、香港の民主派団体は28日未明、政府合同庁舎前で金融街「セントラル(中環)」を占拠するデモ活動の開始を宣言した。
 学生や市民ら数万人が中心部の大通りを占拠。夕方以降、ガスマスクを着用し警棒や銃で武装した警察機動隊が予告なしで催涙スプレーや催涙ガスなどを使ってデモ活動の強制排除に乗り出した。
 デモ参加者らはフェイスマスクやゴーグル、食品用ラップだけでなく、色とりどりの傘を「盾」にして身を守る姿が、海外メディアに大きく報じられた。これは香港の「傘の革命」と名付けられ、チュニジアで起こった民主化運動「ジャスミン革命」を思い起こさせる。
 香港メディアによると、警察当局は少なくとも10回以上にわたって催涙弾を発砲。1回ごとに3〜5発を座り込みのデモ参加者に撃ちこんだ。一連の排除で少なくとも41人が負傷し、70人以上が逮捕された。
 また主催者側の発表によると、デモ参加者は最大8万人に達した。香港政府庁舎前では依然として数千人が抗議活動を続けている。





香港民主派デモ、衝突翌夜も数万人規模 Hong Kong protesters prepare for new night of clashes



香港民主化デモ 流血招く鎮圧より対話だ 9/30MSN

 香港の民主化後退に民主派団体や学生らが抗議行動を続けている問題は、中心部での座り込みを警官隊が催涙弾を使って排除に乗り出し、緊迫した状況となった。
 中国は、2017年に予定される香港特別行政区の次期行政長官選びで直接選挙(普通選挙)の導入を認める一方、親中派から成る指名委員会で候補を事前選考し、民主派を事実上、排除する仕組みを決定した。
 名ばかりの普通選挙に抗議運動が起きるのは当然である。
 中国は1997年に香港が英国から返還される際に、「一国二制度」下での「高度な自治」を保証した。香港トップの候補者の恣意(しい)的な選抜は「国際公約」違反であり、撤回すべきである。


米「香港デモの要求を支持」長官立候補制限に反対 報道官が会見 9/30MSN

 【ワシントン=青木伸行】アーネスト米大統領報道官は29日の記者会見で、香港の次期行政長官選の立候補資格制限に反対するデモを支持する立場を明らかにするとともに、香港の「高度自治」を重要視することで中国を牽(けん)制(せい)した。
 アーネスト氏は「香港における参政・選挙権と人々の願望を支持する。高度な自治による開かれた社会と法による統治が、香港の安定と平和の基礎だ。参政・選挙権が十分に履行されることにより、香港長官の正統性は大きく強化される」と述べた。
 さらに、「こうした米政府の立場を一貫して中国政府に伝えてきた。今後も継続する」と指摘。国務省のサキ報道官は「香港当局に抑制的な行動をとるよう求める」と述べ、平和的なデモへの催涙弾使用など過剰警備に自制を促した。


香港、返還後最大の混乱…中国は世論分断の構え 9/30YOMIURI



 【香港=比嘉清太、竹内誠一郎】中国の「一国二制度」下にある香港で、学生や民主派団体の支持者らは29日、香港トップである行政長官の選挙の民主化を求めて、香港島中心部の政府庁舎周辺に加え、隣接する金融街・中環(セントラル)の一部で幹線道路も占拠した。
 国際金融センター香港は英国から中国に返還された1997年以降、最大規模の混乱に見舞われている。習近平シージンピン政権は「社会秩序を乱す一部の不法分子」として民主派への非難を強め、一般住民との分断を図る構えだ。
 警察当局は28日夜から29日未明にかけて、催涙弾約90発をデモ隊に発射したが、世論の反発を考慮し、29日午前に機動隊を政府庁舎前から撤収させた。だが、デモ隊は解散せず、政府庁舎周辺では29日午後には、1万人以上の規模で抗議。中環の一部にも押し寄せた。対岸の九竜半島の繁華街・旺角などでも1000人以上が占拠を続けている。



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